パラグライダーをやらない方のために簡単な用語集を用意しました。
リッジソアリング
リッジ(山の斜面や尾根筋)に沿って上昇する風に乗ってソアリング(滞空)すること。風が安定していれば何時間でも飛べる。97年7月4日には千葉県の上垣さんが沖縄で滞空時間24時間の世界記録を出している。
セイバー
パラグライダーの機種名。中級機。長い講習生時代を終えてパイロットと呼ばれるようになる頃、ようやく乗れるようになる。ブラックセイバーはミニ四駆マシンの名前。
サーマル
熱上昇風のこと。ちょうど鍋を火にかけると鍋の底から気泡が出るのに似て、太陽熱で地表付近の空気が暖められると上昇する空気の泡になる。この上昇する空気の泡をサーマルと言う。
サーマルは上昇して冷えるとサーマル雲(積雲)になる。(その日の気象条件によっては雲にならない場合もある。この場合のサーマルを特にブルーサーマルと言うことがある。)
サーマルの中を飛び続けることで、パラグライダーは高度を上げることができる。サーマルをうまく捕らえて高度を上げることができるかどうかが、上級者への第一関門になる。
アーベント
ドイツ語(のはず)。正確にはアーベントテルミック。夕方になって気温が下がりはじめた時に、昼間のうちに森などに蓄えられていた熱が穏やかな上昇風となって発生すること。これに当たると安定して滞空できる。夕日の中、アーベントに乗って何も考えないでフライトしていると、とっても幸せな気分になれる。